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オーダーメードの旅行犬、インスタレーション案 (2006)
オブジェ、ビデオ
オーダーメードの旅行犬


インスタレーション「オーダーメードの旅行犬」
作品コンセプト

 インスタレーション「オーダーメードの旅行犬」では、展覧会場という空間における、展示物とそのドキュメントとの関係に焦点を当てる。このインスタレーションの展示物として、別の展覧会のドキュメントビデオがモニターに流れ、そのビデオが記録する箱形オブジェの現物も、インスタレーションの一部として鑑賞することができる。
 ビデオに撮影された展覧会では、初めは静止していた展示オブジェが徐々に動き始め、静止している時にはモノとして認識されたオブジェが命を吹きこまれたかのように感じられる。それとは対照的に、実物のオブジェは静止したままで、展覧会場の全貌は、ビデオの静止画像を実寸大に引き伸ばしたかのように見える。
 ビデオの画面には3つの異なった場面が、上下3段の帯状に配置される。画面下段には壁時計が、中段には黒い水玉模様が、上段には展覧会の監視人が写される。最初のうちは画面に殆ど変化が見られず、本を読む監視人がページを繰るのが唯一の動きである。30秒後、少しずつ画面が加速を始め、時計の針の動きが速くなり、目で針の動きを追えるほどになる。中段の水玉模様は、画面の右へ移動して消える。上段では、ページを繰る動きが早くなり、画面の左端から現れて中央に接近する箱形オブジェに追いやられて、監視人がじりじりと画面の右に移動してゆく。オブジェが画面中央に達した時点でこのビデオは終わる。ビデオの長さは約2分で、繰り返し上映される。
 ビデオの主役となるのは、部屋の隅に置かれた、電話ボックスをひとまわり小さくしたような、縦長の箱形オブジェである。このオブジェは白く塗装され、正面には大小の黒い円が描かれている。目を凝らすと、描かれている穴に混じって本物の穴があるのが分かる。穴の中は真っ暗で、箱に何が入っているかは見えない。ビデオの中段の黒い水玉模様は、この穴の拡大表示である。箱形オブジェのサイズは、この作品の作者の体のサイズに基づく。つまりは箱はアーティストの化身である。GUP-pyの「旅行犬」シリーズ作品で繰り返し用いられてきた空気穴のモチーフは、ここでは、穴の背後に潜むアーティスト=旅行犬の存在を暗示する。

オブジェ「オーダーメードの旅行犬」
MDF、キャスター、アクリル、55 x 55 x 165 cm
オブジェ


ビデオ「オーダーメードの旅行犬」
02' 00''、カラー、サイレント
モニター


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